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render プロパティ

Nuxt はページレンダリング用のランタイムオプションをカスタマイズできます。


bundleRenderer

  • 型: Object

このオプションを使って Vue SSR のバンドルレンダラーをカスタマイズします。ssr: false が設定されている場合このオプションはスキップされます。

nuxt.config.js
export default {
  render: {
    bundleRenderer: {
      directives: {
        custom1(el, dir) {
          // 何かの処理 ...
        }
      }
    }
  }
}

利用可能なオプションについての詳細は Vue SSR API リファレンス を参照してください。Nuxt はすでに最高の SSR のデフォルト設定を提供しており誤った設定は SSR の問題を引き起こすので、このオプションは使用しないことをおすすめします。

etag

  • 型: Object
    • デフォルト: { weak: true }

ページの etag を無効にするには etag: false を設定してください。

利用可能なオプションは etag のドキュメントを参照してください。

etag.hash を指定することで、独自のハッシュ関数を使用することができます:

nuxt.config.js
import { murmurHash128 } from 'murmurhash-native'

export default {
  render: {
    etag: {
      hash: html => murmurHash128(html)
    }
  }
}

この場合、大きい HTML の body サイズに対して高速な murmurhash-native を使います。独自のハッシュ関数を指定する場合、weak オプションは無視されることに注意してください。

compressor

  • 型: Object
    • デフォルト: { threshold: 0 }

オブジェクトを提供する場合、compression ミドルウェアがそれぞれのオプションと共に使われます。

独自の圧縮ミドルウェアを使用したい場合は、直接参照することができます(例: otherComp({ myOptions: 'example' }))。

圧縮を無効にするには compressor: false を設定します。

fallback

  • 型: Object
    • デフォルト: { dist: {}, static: { skipUnknown: true } }
    • dist キーは publicPath に一致するルート用です(例: /_nuxt/*
    • static キーは /* に一致するルートに一致するルート用です

diststatic の値は serve-placeholder ミドルウェアに転送されます。

もしこれらのうち 1 つか両方を無効にする場合は、偽をとり得る値を渡すことができます。

ルーティングに .js 拡張子を許可する例(例: /repos/nuxt.js):

nuxt.config.js
export default {
  render: {
    fallback: {
      static: {
        // これらの拡張子に対し 404 の送信を避けます
        handlers: {
          '.js': false
        }
      }
    }
  }
}

http2

  • 型: Object
    • デフォルト: { push: false, pushAssets: null }

HTTP2 プッシュヘッダーを有効にします。

pushAssets 関数を使ってプッシュするリンクを制御できます。

例:

pushAssets: (req, res, publicPath, preloadFiles) =>
  preloadFiles
    .filter(f => f.asType === 'script' && f.file === 'runtime.js')
    .map(f => `<${publicPath}${f.file}>; rel=preload; as=${f.asType}`)

独自のアセットを配列に追加することもできます。reqres を使ってリクエストヘッダーを元にプッシュするリンクを決めることができます。例えばアプリケーションのバージョンでクッキーを使います。

アセットは , で結合され、1 つの Link ヘッダーとして渡されます。

asyncScripts

  • 型: Boolean
    • デフォルト: false

Nuxt バンドル用に <script> タグに async 属性を追加し、パースと並行してフェッチできるようにします(v2.14.8 以上から利用可能)。詳細はこちら を参照してください。

injectScripts

  • 型: Boolean
    • デフォルト: true

Nuxt のバンドルに <script> を追加します(v2.8.0 以降で利用可能)。JS を除く純粋な HTML を表示する場合は false に設定してください。

resourceHints

  • 型: Boolean
    • デフォルト: true

初期ページの読み込み時間をより早くするために prefetchpreload リンクを追加します。

ページとルートが多い場合にのみ、このオプションを無効にすることをおすすめします。

ssr

  • 型: Boolean
    • デフォルト: true
    • クライアントサイドのレンダリングの場合のみ false

SSR レンダリングを有効にします。

このオプションが指定されていない場合、グローバルな ssr の値に基づいて自動的に設定されます。これは(例えば Docker で)イメージビルド後にランタイムで SSR を動的に有効/無効にするのに便利です。

crossorigin

  • 型: String
    • デフォルト: undefined

    生成された HTML の <link rel="stylesheet"><script> タグに crossorigin 属性を設定します。
    詳細: CORS 属性

ssrLog

  • 型: Boolean | String
    • デフォルト: 開発モードでは true、本番では false

デバックしやすいように、サーバーサイドのログをブラウザに転送します(開発モードのみ利用可能)。

ログを折りたたむには 'collapsed' を設定します。

static

  • 型: Object
    • デフォルト: {}

static/ ディレクトリの振る舞いを設定します

利用可能なオプションは serve-static のドキュメントを参照してください。

それらに加えて、デフォルト trueprefix オプションを導入しました。静的なアセットに router base を追加します。

例s:

  • アセット: favicon.ico
  • Router base: /t
  • prefix: true の場合()デフォルト: /t/favicon.ico
  • prefix: false の場合: /favicon.ico

警告:

一部の URL の書き換えではプレフィックスが守られないかもしれません。

dist

  • 型: Object
    • デフォルト: { maxAge: '1y', index: false }

配布ファイルのデプロイに使用されるオプションです。本番でのみ適用されます。

利用可能なオプションは serve-static のドキュメントを参照してください。

csp

  • 型: Boolean または Object
    • デフォルト: false

これを使用して、外部リソースを読み込むように Content-Security-Policy を構成します

前提条件:

これらの CSP 設定は、Nuxt に target: 'server' を設定して SSR アプリケーションを提供する場合にのみ有効です。csp.policy で定義されたポリシーはレスポンスの Content-Security-Policy HTTP ヘッダーに追加されます。

設定の更新:

これらの設定は Nuxt サーバーが nuxt.config.js から直接読み込みます。つまり、これらの設定の変更にはサーバー再起動時に有効になります。CSP 設定を更新するためにアプリケーションをリビルドする必要はありません。

HTML メタタグ:

<meta http-equiv="Content-Security-Policy"/> <head> に追加するには、csp.addMetatrue に設定する必要があります。この機能は csp.policies の設定とは無関係であることに注意してください:

  • script-src タイプのポリシーを追加するだけで
  • script-src ポリシーにはインラインの <script> タグのハッシュのみが含まれます。

csp.addMetatrue に設定した場合でも、定義されたポリシーの完全なセットが HTTP レスポンスヘッダーに追加されます。

script-src ポリシーに 'unsafe-inline' が含まれている場合、CSP ハッシュは <meta> として追加されないことに注意してください。これはハッシュが存在する場合、ブラウザが 'unsafe-inline' を無視するためです。CSPv1 との互換性のために 'unsafe-inline' とハッシュの両方が必要な場合は unsafeInlineCompatibility オプションを true に設定してください。その場合 <meta> タグにはインラインの <script> タグのハッシュのみが含まれ、csp.policies で定義されたポリシーは Content-Security-Policy HTTP レスポンスヘッダーで使用されます。

nuxt.config.js
export default {
  render: {
    csp: true
  }
}

// または

export default {
  render: {
    csp: {
      hashAlgorithm: 'sha256',
      policies: {
        'script-src': [
          'https://www.google-analytics.com',
          'https://name.example.com'
        ],
        'report-uri': ['https://report.example.com/report-csp-violations']
      },
      addMeta: true
    }
  }
}

// または
/*
  次の例では、Google Analytics、LogRocket.io、および Sentry.io で
  ロギング、トラッキングの分析が行えます。

  どのトラッキングリンクを使用すべきか学ぶためにSentry.io のブログを確認してください
  https://blog.sentry.io/2018/09/04/how-sentry-captures-csp-violations
*/
const PRIMARY_HOSTS = `loc.example-website.com`
export default {
  render: {
    csp: {
      reportOnly: true,
      hashAlgorithm: 'sha256',
      policies: {
        'default-src': ["'self'"],
        'img-src': ['https:', '*.google-analytics.com'],
        'worker-src': ["'self'", `blob:`, PRIMARY_HOSTS, '*.logrocket.io'],
        'style-src': ["'self'", "'unsafe-inline'", PRIMARY_HOSTS],
        'script-src': [
          "'self'",
          "'unsafe-inline'",
          PRIMARY_HOSTS,
          'sentry.io',
          '*.sentry-cdn.com',
          '*.google-analytics.com',
          '*.logrocket.io'
        ],
        'connect-src': [PRIMARY_HOSTS, 'sentry.io', '*.google-analytics.com'],
        'form-action': ["'self'"],
        'frame-ancestors': ["'none'"],
        'object-src': ["'none'"],
        'base-uri': [PRIMARY_HOSTS],
        'report-uri': [
          `https://sentry.io/api/<project>/security/?sentry_key=<key>`
        ]
      }
    }
  }
}